ココセコム




前述した位置検索システムは、盗まれたバイクが戻ってくる可能性がある唯一の対策です。
ここで注目したいのが、2001年4月からサービスされたココセコムです。
セキュリティシステムのセコムが提供するサービスです。



ココセコムの特徴
1.形状 117×43×20mmと携帯電話と同じくらい。
また重さも約60gと軽いです。

   ココセコム

真ん中の機器が、ココセコムですが、通常のバイクであれば隠す場所に困ることはなさそうです。

水や振動に弱いため、それなりの工夫が必要です。
セコムからバイク用プロテクトケースが発売されてますが、タオルでつつんでビニール袋に入れておけば十分です。
私の場合、水が入らない場所に隠しているので、スポンジ状の袋に入れて振動対策のみしています。
 
2.システム   バイクが盗まれたとしても、ココセコムそのものはアラームが鳴るわけではなく、またセコムの方でわかる訳ではありません。
バイクが無くなったときに、ココセコムの位置を検索し、どこにあるのかがわかるというシステムです。
位置検索は、インターネットやケータイ(ネット接続できるもの)など、自分でもできるし、セコムに検索してもらう(300円)もできます。

位置の特定後は、自分で探しに行ってもいいし、セコムに依頼(1万円)することもできます。
110番通報は基本的に自分で行います(セコムに依頼することも条件付きで可)。
 
3.精度 GPSと携帯電話基地局からの測位機能検索の2重検索をしているため、精度はかなりいいです。
自分で検索してみたところ、ほとんどバイクのある場所と合致しました。

精度を高めたのは、セコムの警備員が対処することを考えたためだそうです。
地下や建物内だと、GPS検索が使えず、携帯電話基地局からの測位機能検索のみとなり、精度が若干落ちます。
 
4.値段 初期費用は、付属品により異なりますが、バイクの場合、7000円〜13300円(税別)です。

私の場合、
・加入料金5000円
・付属品(追加バッテリー、バッテリー充電器)5900円
の計10900円(税別)でした。

あと、ランニングコストとして、月900円(税別)です。
1日あたり30円なので、たばこ3本と思っています。
 
5.面倒な点 ちょっと面倒なのは、バッテリー交換です。
ケータイとかと違って、常にバイクの中でココセコムの電源をONしているため、充電はバッテリーのみを充電しています。
2個のバッテリーを1週間おきに交互に入れ替えていますが(仕様では240時間)、週末はココセコム交換をする習慣がついてしまいました。

   バッテリー

バイクのバッテリーに接続っていう手もありますが、毎日乗る訳じゃないので逆にバイクのバッテリーが心配なので、まあこれは仕方のないことです。

車種によっては付属の充電キットがあります。
 
6.今後の要望 900円でも安いのですが、500円くらいになって欲しいものです。
 
位置検索は月2回まで無料ですが、それ以降は1回100円です。
毎日会社からでも気軽に検索できるよう、制限なし、または1回10円くらいになって欲しいものです。
 
車両が移動させられたら検出するといった「異常監視サービス」(月2400円)は自動車ではあるのですが、バイクはありません。
今後バイクでもできるように(それももっと安く)してもらいたいものです。
 
もっと小型で防水性を高めてもらいたいものです。
 



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