シガーソケットだけで電力消耗?
斑鳩さん | バイクのバッテリーから電源取出しをしようと考えてます。 旅風ツーリングガイドのHPのAC100V作戦で「シガーソケットのスイッチを切らないと電源を使用しなくてもバッテリーを消耗する」との記述があったのですが、インバーターを付けていなくても、ソケットだけで消耗してしまうものなんでしょうか? 電工に詳しい方教えてください! ヒューズはバッテリーの+側-側どちらに組み込めばいいんでしょうか? ショートはどこで起きてしまうものなんでしょうか? ちなみにインバーターはこちらを使っています 2004/11/13 |
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kazzeさん | 大丈夫でしょう 私はそれほど詳しくはありませんが(3級アマ無線を持っている程度)、ソケットだけでバッテリが消耗することはあり得ません。 「旅風HP」を確認しましたが、インバーターに電源が繋がったままだと消耗するのです。 私の場合は、バイクにナビをつける時に、スイッチ不要とするためにヒューズBOXからACC連動電源を取り出し、ホームセンターで売っている2極の小さなコネクターで繋げています。本当は防水コネクターが望ましいのでしょうが、今のところ特に問題は起きていません。 より大きな電力を取り出したい時には、バッテリーから直接取り出しとなりますが、その場合にはスイッチがあった方が良いですね。それでもリレー等を使えばイグニッション連動スイッチ化は可能ですが、そこまで手をかける必要性は薄いと思います。 2004/11/14 |
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フジキさん | 消費する物も 殆どのインバーターには電源ON−OFFのLEDが付いているので、バッテリーに繋いでいるだけで極僅かではありますがバッテリーを消費しています。 この辺りを見ると赤と緑のLEDが付いているのが分ると思います。 コンセントに充電機やパソコンを繋いでも、電源をON(緑LED点灯)じゃないと、AC100Vは出力されませんから、消費電力は赤LED(OFF状態)分だけです。 2004/11/15 |
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kazzeさん | 追記 安全対策として、電源の取り出し口のできるだけ近く(よりバッテリーに近い方)にヒューズを付けた方が良いと思います。 特にバッテリーから直出しにするのでしたら、ショートの危険対策は必須です。 ブレード・チューブどちらのヒューズでも、ホームセンターでホルダーを売っているので、必ず回路に付けた方が良いでしょう。 また、微弱電流であっても長時間流れ続けるとバッテリーあがりの原因となります。 過放電させるとバッテリーの電極がドロップしてしまいます(実は買って一ヶ月の新品バッテリーをおシャカにした経験があります)。 私はバッテリー保護とスイッチレス化のために、電源取り出しコネクターをイグニッション連動としています。 2004/11/15 |
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kazzeさん | ヒューズの取り付け 普通のバイクはマイナス接地、つまり車体のフレームやステアリングのステム等の金属部分がバッテリーのマイナス端子に繋がっています。 (ただし万が一、逆のことがあるかもしれないので、テスターで車体がマイナス接地になっているか確かめた方が良いでしょう。バイクではありませんが、ダイハツの軽トラックが+接地だったことがあります。) ですから一般的には、ヒューズを+側に組み込めばいいことになります。 車体がマイナス接地となっているということは、電源取り出しコードは+だけを重点的に考えれば良く、−は車体の金属部分のネジからワッシャーをかませればどこの部分からでも取れます。 ショートの主な原因となるのは、絶縁被覆材の劣化が考えられます。 バイクは野外で激しく動くものなので、スレ・キンク(針金等が短く一回転ほどひねり巻きした状態を言います)・経年変化等、当然コードはいつも過酷な環境にあります。 どこでショートするかは一概には言えませんが、どの部分が危険かは、スレやすいところ等大体見当がつきます。 単純にコードを太くしたから安全とは限りません。逆に太いコードのためスレてしまうこともあるので、ケースバイケースで考えてください。 それから、端子類の接続のために電工ペンチは必要でしょう。 ハンダ付けもした方が良いと思います。 コードのすっぽ抜けは絶対に起こらないようにしてください。 その他、絶縁強化のために熱収縮チューブを被せたり色々方法があります。 2004/11/16 |
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kazzeさん | ショート事故の原因 家庭電源の交流100Vのような漏電事故は、バッテリーの場合には直流13.8Vと電圧が低いので、可能性は薄いでしょう。 やはり絶縁不良やコードの取り付け不良の配線接触によるショートが原因として最も考えられます。 ちなみに参考となるかも知れないので、私の電源取り出しの状況を記します。 CB1000SFの場合ヒューズBOXがシート下にあるため、電源コネクターをタンクとシートの隙間から出しています。(使わない時はコネクターをシート下に収めています)。 VT250Fの場合にはヒューズBOXがメーターパネルのすぐ手前にあるため、ステアリングステムの右側側面・タンクの前側に出しています。 どちらも+電源は、イグニッションをオンにした時に通電するヒューズBOX内の電極をテスターで探し、電気が来る側にホームセンターで購入した電源取り出しコードがついたブレードヒューズを入れて取り出しています。 電気が行く先から取り出さないのは、元々装着されているヒューズは電気が行く先の機器の安全圏内容量となっているので、さらに外部に接続する機器の使用容量を加えたアンペアのヒューズとすると、外部機器が作動しない状況では元々よりかなり大きなアンペアのヒューズが付くことになるからです。これは規定以上の電流が流れてもヒューズが切れないという状況です。 外部機器に行く電源取り出しにかませるヒューズは、外部機器の消費電力の概ね2倍容量とします。 例:60Wの機器を付ける場合 60W÷13.8V=4.3アンペア。これは定時電流であるため、スイッチオン時にはかなり大きな電流が流れます。大体2倍の瞬間電流として、4.3A×2=8.6A。したがって10Aのヒューズ装着となります。 配線に使うコードは、普通は「1.25」の太さを使うので、10Aヒューズがコードの太さから見ても適正な容量でしょう。 また、電源取り出し口に一般的なシガーライターソケットでなく小さめの2極コネクターを使っているのは、「大きすぎて収まりが悪い」のが最も大きな理由ですが、「開口部が大きいため異物によるショートが心配」もあります。 ごくごく初歩的なことですが、案外とコネクター電極の+−を取り違えるミスがありますので、注意してください。 2004/11/17 |