消えた道案内

【投稿者】
栗栖祐樹さん

【バイク歴】
4年

【被害】
精神的に追い詰められました

【内容】
あれは去年の9月。
折からの台風の余波で昼過ぎから雨も降る中、大洗を目指し6号線を北上していた時の事。

自宅からの距離は凡そ100キロ。
フェリー出発まで3時間半もあるので余裕かと思いきや、思った以上に車が多く手間取る。
それでも出発1時間前に茨城町に入り、後は道案内に従って東に向かえば港につくと安堵していたら・・・。

6号線を降りた辺りから、途中まであった「大洗まで○km」の道案内が急に途絶える!
そのまま道なりに進むと、方位磁針が西を指し始め、結局6号線に戻されました。
だんだん暗くなり雨は依然としてやむ気配無し。おまけにガソリンも減ってきた。
この時点で残り時間40分。
もはやフェリーキャンセルしかないかと覚悟を決めつつも、スタンドの兄ちゃんに「迷わず行けば30分も有れば到着する」と聞き、ダメ元でラストトライを敢行。

方位磁針と汽笛の方向、後はカンで何とか出航5分前に到着したとき、カッパの中が汗だくだったのは暑さの為だけではなかったでしょう。

【対策・アドバイス】
幹線道路から入り込むルートの場合、ツーリングマップルだけでは心許ない。詳細な地図を確認しておくべきだった。

あと、初めての場所に行くときは、日が高いうちに到着できるようにするべきです。
暗くなっていくと情報収集量が落ちるだけでなく、精神的にも追い詰められます。
間に合ったのみならず、事故にも遭わずにすんだのは本当にラッキーでした。

【よもやま話】
実は時計が10分近く進んでいましたというオチが(w。
まあそれでも、出航間際の乗船になったので駐車はトラックが停まる階層に回され、荷解きに手間取るうちに出航してしまいました。
ここで初めて知ったのですが、出航すると駐車場と客室間の扉を閉鎖してしまうのですね。思い切り閉じ込められました(w。

後で知ったことですが、特に市町村の境ではこういったケースが日本全国に多数あり、縦割り行政との非難を浴びています。
市町村合併で今後は多少マシになっていくんでしょうか?
看板の地名を新しい自治体名に書き直すよりも、もっと隣の自治体との連携を図って欲しいものです。

2005/6/6

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