熊との遭遇



ヒグマ



北海道ツーリングで一番怖いのは熊との遭遇ですね。
かわいい顔をしていても凶暴です。

私も知床の岩尾別の舗装路で遭遇したことがあります。
コーナーを抜けた途端、道の真ん中に黒い物体が。
そうヒグマでした。
このときは超ビビりました。
でも熊はこちらを無視していたのが幸いでした。
刺激させないようゆっくりとその場を立ち去りました。

と被害には会いませんでしたけどやはり怖いものです。

熊との遭遇は対策を知らないと命にかかわるので知っておきましょう。



熊の行動時間帯 一般的に熊が活発に行動するのは、早朝、夕方と言われています。
この時間帯に「熊出没注意」の看板のある地域での行動は控えた方がいいでしょう。

ちなみに私は正午に遭遇しました。
ですから確率的に低くなるというだけであって、日中は大丈夫っていう保障はありませんのでご注意を。
 
存在のアピール 熊も人間とは遭遇したくないと言われております。
したがって、人間がここにいるぞっていうのをアピールすることが大切です。

ラジオや熊よけ鈴等、音のするものを身につけておくことも遭遇防止のひとつです。
ただ人間慣れしている熊は、熊よけ鈴も聞き慣れていてあまり効果がないという話もあります。

   
          (熊よけ鈴)

熊対策グッズはこちら
 
ゴミを散らかさない 熊は鼻がよくききます。
弁当や飲み物の空き缶等散らかさないようにしましょう。
後から来る人のためにも。
 
気配 足跡や糞、声や臭い等感じたら、姿が見えなくともその場を立ち去ることです。
熊牧場や動物園で熊の臭い(結構臭い)を覚えておくといいでしょう。
 
熊との遭遇 その1

(遠くで発見した場合)
ある程度の距離で熊を発見した場合は、あわてないことです。
あわてて走って逃げるのは絶対厳禁です。

背を向けるということは、熊に「自分の命はいらない」という合図だという話もあります。
熊は好奇心や反射的に逃げるものを追いかけるので、危険が増します。
熊の走る速度は100mを7秒と、人間よりはるかに速いので、バイクならともかく、逃げ切れる可能性はまずありません。

熊と距離をとってガンを飛ばします
そして腹の底から「ウォー」と叫びます。
たいがいは熊のほうから、去っていってくれるはずです。

腰が抜けても逃げるよりマシです。
 
熊との遭遇 その2

(近くで発見した場合)
更に熊が接近してきた場合や、ばったりと至近距離で遭遇してしまった場合などは、とにかく熊を刺激しないことが大切です。

ゆっくり近づいてくるようでしたら、こちらもゆっくりと後退します。
もちろん背を向けずに、にらみつけながら後退します。
持ち物を小出しにしながら捨てて、熊の気をそらすことも大切です。

死んだふりはホントに襲われる可能性があります。
でも背を向けて逃げるよりはマシです。
動けないときは寝ているより座っている方がまだマシと言われています。

木の上も危険です。
熊は木登りもうまいですから。
 
熊との遭遇 その3

(突進してきた場合)
熊が突進するというのは威嚇を表していると言われています。
多くの場合、人間の手前で止まり、いったん引き下がり、人間との距離を保とうとします。

やはりあわてず、ゆっくりと距離をとりながら後退します。

   
 
熊に襲われた場合 何でもいいから抵抗します。
まさに死にものぐるいで。

武器や熊よけスプレーなどあればよいが、持ち合わせていない方が多いはずで、そのときは木の枝を振り回す、ベルトを振り回す、体全体を踊りのように動かす(ホントか?)、とにかく何もしないより抵抗することです。
最後まであきらめないようにしましょう。
 
最終防御 熊にはデカイ爪の一撃攻撃があります。
ですから最も重要なのは急所を守ることです。
万が一倒された場合などは急所の防御です。

熊による攻撃で致命傷となっているのは、後頭部から頚部に集中しているということです。
ですから、体を団子虫のようにまるめ、両手を後ろに組んで後頭部から頚部、腹部を守ります。
熊の攻撃は1分以内といわれてますので、この時間を耐えることです。
 

なお、上記データは私の実体験で学びとったものではありません。
(当たり前ですが)
ただし、いろいろ調べて、できるだけ信頼できる方法と思っております。
もし事実と異なる場合はご連絡ください。

上記対策をして有効でなかった場合も、当方では責任はとれませんのでご了承ください。



熊の人身被害状況等のデータは
北海道野生動物研究所
に詳しくありますので参考に。



戻る



トップへ