テントの雨対策について

BREEZEりょうさん 北海道にツーリング(キャンプ場にてテントがメイン)に行ったのですが、雨には何度も悩まされました。
皆さんはどのような雨対策をしていますか?

ブルーシート等を使う人も多々見られますが、どのように使っていますか?
テント内側からと、テント外側からだと、どちらが効果がありますか?

2004/09/08
ちん(管理人) 雨対策

●テント内に水が入ってくる
この場合は、設営場所に気をつけます。
水の通り道やくぼみを避け、場合によってはスコップ等でテントの周りに溝を掘るっていうことも効果があります。
テント下部にブルーシート等を敷くのもいいでしょう。
ただし、シートの端を折り曲げ処理しないと、水が入り、逆に水の逃げ場がなくなるという逆効果もあります。
私の場合、シートはテントの下、要するに地面にシートを敷き、その上にテントを張ります。
晴れのときにも、朝方は地面から湿気が上がってきますので濡れの防止のため使用した方がいいでしょう。
晴れのときは、折り込みは不要ですが、突然の雨に備えて折り込んでおいた方がいいでしょう。
あとはこちらで紹介している防水液を塗れば効果大です。

●設営・撤収時が嫌だ
これは私も嫌です。
撤収時はとにかくテント内でテント以外の荷物をパッキングして荷物を濡らさないことですかね。

●食事等のとき濡れる
これはもう前室付きにするのが一番ですね。
前室内で調理可能(メーカーでは火の使用は禁止しています)ですし、濡れた荷物をテント内に入れなくて済むし。
タープ(ブルーシート含む)でも可能ですが、荷物になります。

●裏技
バーベキューハウスというのもあります。
北海道のキャンプ場では屋根付きのバーベキューハウスが設置されているキャンプ場が多く、キャンプ場の利用者が少ないときなど、管理人さんの許可をもらってバーベキューハウス内にテントを張らせてもらうことも可能です。
もちろん食事のときも快適です。
過去に何回か利用したことあります。
テント無しでシュラフのみでもいいですが、風の強いときなどは雨が吹き込みますので注意を。

2004/09/08
kazzeさん 前室付きテントが必要

現在の私のツーリングスタイルは、テント泊にこだわっており、その経験を元にした内容です。

1.前室付きフルフライのテント
雨天でもテント泊に徹するなら、前室付きフルフライのテントにすべきです。
前室が有れば雨中でもテント内で炊事が可能ですし、荷物の処理も数段楽になります(濡れた荷物は前室に置いたり、雑巾拭きを前室でしてからインナーに入れます)。
フルフライの一部をポールで立てて天幕にするタイプもあり、私も使ったことがありますが、横風に対処できないのと天幕に水が溜まるので買い換えました。
セミフライやハーフフライは論外です。
大きさは荷物の収納を考えて、実際の使用者+1名、ソロツーリングだったら2名用が選択対象となります。
具体的には、小川テントのアーデイン&ステイシー、スノーピークのランドプリーズ2、コールマンのツーリングドームDX&SX、Woos(ゼビオ扱い)のマウンテンハットドーム1&2、その他にもモンベル等、多数のメーカーから広い価格幅で様々な製品が有ります。
9月に入るとアウトドアシーズンも終わりなので、大幅値下げのチャンスですが、反面本当に欲しい製品が手に入り辛くなります。
ちなみに私はアーデインを使っていますが、非常に満足しています。
ツーリング仲間には若干換気性能が低いですが、CP比が高いことからWoos銘柄の製品を薦めています。

2.ポール
ポールにはジュラルミンとグラスファイバーがあり、強度と軽さではジュラです(0.5kg位軽い)が、グラファイの方が安価です。バイクは動力があるため0.5kg程度はあまり問題にならないので、財布の中身と相談でどちらにするか決めると良いでしょう。
ポールの通し方にはスリーブ式とつり下げ式が有ります。
つり下げ式だとフライシートを張ったまま撤収作業が可能ですが、テント内のゆとりではスリーブ式に軍配が上がります。
店開きの時間は両者ともあまり変わりませんが、雨中ではスリーブ式は撤収を急がねばなりません。

3.Gシート
インナーの底面保護・断熱・防水等のため、地面にGシートを敷いてからインナーテントを張ります。
専用Gシートが発売されていることがありますが、ブルーシートで十分です。
フライシートから流れ落ちた水がインナーテントの底面に集まらないように、インナーテントの底面よりわずかに小さい面積に敷きます。
たたんでも良いのですがそのつどサイズに合わせてたたむのが面倒なので、私は縦横幅より5cm程度短く切りました。

4.マット
銀マットでも足りますが、エアーを吹き入れるウレタンマットの方が断然寝心地が良いです。
私はアルティアックのスキンマットを使っていますが、表面が滑らない材質であるため、傾斜地でも安眠できるのでお勧めです(ちょっと高いけど)。
荷物を極力減らしたいなら、モンベルのエアーマットが良いでしょう。

5.テーブル
前室での炊事には、ローテーブルがあると大変便利です。
アルミ製のツーリングテーブルも売られていますし、プラケースのサイズに合わせて切断したベニヤ板をプラケースの上に載せた即製のテーブルでもokと思います。

6.傘
100円ショップで買った3段折りたたみ傘が軽量コンパクトで、雨中キャンプの時に大変便利です。


テントは頻繁に買い換えるものではないので、安物を急いで買っても後悔します。
ネット等でカタログをじっくり見たり先輩の意見を聞いたりして良く検討し、納得できる製品を買うべきだと思います。

2004/09/09